About Land Based Aquaculture & Efforts

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陸上養殖をご存知ですか?

現在、水産物の供給には無くてはならない「養殖」ですが、主流となっている「海面養殖」では環境汚染、そして季節・天候・災害の影響による収穫量の増減、等が直近の課題となっています。

これら課題を解決した次世代型養殖方式が陸上養殖であり、今後世界のスタンダードとなり得る可能性を秘めた養殖方式です。

弊社はこの陸上養殖技術の中でも、国内にて長年の実績を誇る屋内型閉鎖循環式エビ養殖「ISPS」を採用し、この静岡県磐田市から次世代型水産養殖へのチャレンジを始めました。

世界の動向から陸上養殖の重要性

  • 世界の魚介類消費量
    (粗食料ベース)の推移

  • 世界の漁業生産量
    の推移

    近年、世界の魚介類消費量は右肩上がりであり、その需給ギャップを埋めるために、「養殖漁業」生産へのシフトが鮮明となっています。ところが、現在主流である「海面」養殖は、餌・排泄物等による環境汚染※が課題として浮上していることから、環境保全や食の安全保障の観点から、陸上養殖の機運が高まっています。

ゆきのやの取り組み

Efforts

海幸ゆきのや合同会社は、安全で安心なエビの養殖システム(ISPS)を駆使して、わが国をはじめ世界の水産業の近代化と食料自給率の向上のため、さらなる技術向上に貢献したいと考えております。

※バナメイエビ養殖が盛んな東南アジアの養殖池での環境破壊事例があります。東南アジア等の養殖池では、マングローブ林を伐開し開発しています。そのため、生産中の餌・排泄物等による汚水により沿岸環境への負荷がかかります。

更に、養殖池の汚れが進んだ場合、養殖池を放棄し、別のマングローブ林を伐開するなどして、大量の伐開により、津波や高潮の緩衝としての防災機能が低下する事象が発生しています。各国政府は、マングローブ再生に向けた植林や植林×養殖(シルボフィッシャリー)実用化に着手しています。